いわてアートプロジェクト

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SEMINAR

文化芸術セミナー

文化人類学の話と日光青写真のワークショップ

9月2日
イギリスのロバートゴードン大学の講師でアーティストであり文化人類学者でもある ジェニファー・クラークさんが来日し、岩泉町のNPO法人クチェカ様にてシアノタイプと呼ばれる「日光青写真」を制作する ワークショップを行いました。
ワークショップのモチーフとなったのは、龍泉洞近くから採取された様々な草花。
ジェンさんはイギリスから到着して間もないというのに、「なんて綺麗なの!素敵!」と目を輝かせながら、沢山の草花を採取していきました。

翌日のWSでは、その草花を参加者が 各自、思い思いに配置し、特殊な薬剤を使って作品を仕上げていきます。

   

2時間の作業で、とても素敵な”龍泉洞ブルー”の作品が仕上がりました。みなさん、お疲れ様でした。

翌日の9月3日は盛岡でもりおか復興支援センター様のワークショップ。
こちらでは昨日とは全く違う、文化人類学のフィールドワークを取り入れたワークショップを行いました。
ジェニファーさんは、五感(視覚・聴覚・触覚)を使ったワークショップを提案。5つのグループに分かれ、今自分達のいる空間を表現するという内容です。

 

最初は戸惑っていた参加者も、だんだんと楽しさを見出して、最後は大きな一枚の絵が出来上がりました。

この絵は、もりおか復興支援センター様の入り口の窓に展示され、道行く人たちの眼を暫くの間、楽しませてくれました。
ジェンさんは、震災後、宮城県で研究活動を行っており、その東北での活動を本にしてイギリスでの「震災の風化防止」にも寄与しています。
来年もまた必ず来ます!と言って帰っていったジェンさん。

私たちも来年のWSを楽しみに待っていますね。

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