アート
5月1日から11日、共に青森県出身の写真家と作家の二人の芸術家が、奥州市の古刹、正法寺を会場に共演することになった。
写真家の柴田祥は津軽の生まれ。長く厳しい冬が続く故郷に暮らし、変わりゆく津軽の自然と風土を撮り続けてきた。写し出された人の居ない景色は、淋しく虚しく、そして厳しいが、その場に居合わせるかのような、ほんの微かな臨場感に浸される。
柴田の写真に言葉を寄せる西崎憲。作家、翻訳家、歌人、音楽家である西崎は厳しく静謐な世界に少し人間の感覚が感じられる言葉を添えたいと言う。写真と言葉がどのように織り交わるのか。ぜひご覧いただきたい。