いわてアートプロジェクト

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ART

アート

共同通信社 ギャラリーウオークにて
Magdalena Solé展 「SINCE THAT DAY」

いわてアートプロジェクトでは、震災後の東北を撮り続けているニューヨークの写真家Magdalena Solé(マグダレナ・ソレ)の作品を、3月3日より4月27日まで、汐留メディアタワーの共同通信社ギャラリーウオークにおいて展示いたしました。

会場は、共同通信社のビルの中にあり、多くのメディアの方が訪れる場所。会場では開催初日から足を止め、見入っている方々の姿が見られました。

コロナの感染拡大が広がる中の展示ではありましたが、多くの皆様にご覧いただけましたことを、心から感謝申し上げます。
なお、本展示は 東北電力カビ式会社 「東北・新潟の活性化応援プログラム」対象事業として開催させていただきました。

■MAGDALENA SOLÉ  プロフィール
スペイン出身。ソーシャルドキュメンタリーアーティスト
両親がフランコ独裁に反発しスイスに移住した為、その後スイスで育つ。
スイスの大学卒業後、コロンビア大学に編入し美術修士号を取得。
プロダクションマネージャーとして「Man On Wire」でオスカー受賞(長編記録映画賞)
フランスの PX3 Prix de la Photographie で銀賞を受賞。
作品は、米国とアジアで広く展示され、2015 年には世界で活躍する 8 人のカメラマンに選 ばれる。
また、全米で社会貢献をした人物として選出される「命の木賞」を、写真家として初めて受賞した。
作品集としては「New Delta Rising」(ミシシッピ大学出版)が出版されている。

 

■メッセージ

日本に到着すると、私はいつも家に帰ってきたような感覚にとらわれます。
何十年にも渡って訪れてきた日本は、私の精神的祖国になり、アメリカに住んでいてもけっして私の心から遠い場所にはありません。津波が東北を襲い、破壊と苦しみの中にある方々は、私自身の痛みでもありました。
可能な限りの援助をするために日本へ来ましたが、それと同時に、私は2011年の膨大な悲劇を記録し証言する写真家でもありました。驚いたことは、人々の回復力、そして日本全国から集まったボランティアが被災地で団結する心でした。このような状況の中で私が出会った日本人の心は、水の流れと同じぐらい強く、また優しく永続的なものに感じられたのです。
私の写真は、破壊の悲劇だけを記録するのではなく、人々がどのように生き強い精神力と忍耐力を持って時間を重ねたのかを明らかにするものでもあります。写真が悲劇を消し去ることができなくとも、新たな記憶を呼び覚まし生み出すことを信じます。
東北は古来より海と山とともに生きてきた土地です。強い男女によって刻まれた場所なのです。これから築く道筋は、一日で破壊することができないということを感じてもらえればと思います。

【いわて アートプロジェクトとの関わり】
2011年〜2015年 岩手・宮城 ・福島 撮影
2015年 Magdalena Solé 高校生公募写真展(岩手県文化振興基金助成事業)
2016年 国体文化プログラム いわてアートプロジェクト2016 招待アーティスト
MAGDALENA SOLÉ展 SINCE THAT DAY(盛岡市 岩手銀行赤レンガ館)
MAGDALENA SOLÉ展(伊藤忠 ギャラリーアートスクエア/仙台ニコンギャラリー)
2017年 岩手・宮城 ・福島 撮影
2018年 岩手・宮城・福島・青森 撮影 岩手県高校文化連盟 講演 盛岡 不来方高校
2018年 MAGDALENA SOLÉ展(平泉町 達谷窟)
2019年   奥州市 正法寺 縁展
2019年   マイアミアートウィークにて岩手での「縁展」を紹介

主催:いわてアートプロジェクト実行委員会
Magdalena Solé HP https://www.solepictures.com/

 

 

 
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